飲み物
2022年12月08日

割烹料理に合う焼酎。それぞれの良さが引き立ち合う組み合わせとは?


割烹料理に合うお酒といえば、日本酒が真っ先に思い浮かぶという方も多いかと思いますが、実は焼酎も割烹料理との相性が良いお酒です。しかし、焼酎と一口にいっても飲み方やつくられる素材により、さまざまな味わいとなります。料理との相性も無限大といえます。本記事では割烹料理と焼酎の組み合わせについてのお話をいたします。

1.「割烹料理×焼酎」の組み合わせ

1-1.割烹料理と焼酎

焼酎は、はるか昔から日本料理とともに多くの方に親しまれてきました。全国津々浦々さまざまな地でつくられている焼酎ですが、土地によって銘柄があり、つくりかたや味わいがそれぞれ異なります。よく郷土料理はその郷土のお酒に合うといいますが、焼酎も同様です。その土地で採れた素材はその土地でつくられたお酒が良く合います。

1-2.焼酎の飲み方

焼酎にはさまざまな飲み方があります。それぞれの飲み方によりお酒の味わい方も料理との相性も少しずつ異なります。

・ストレート
焼酎そのものの味わいをストレートに感じられる飲み方です。焼酎の香りをダイレクトに楽しめます。つぎたては香りが立ちますが、時間が経つごとにまろやかで優しい香りと味わいに変化します。

・水割り
氷を入れたグラスに焼酎を注ぎ、お好みの濃さになるまで水を加えます。お水を入れる量によって、味わいが変化します。

・お湯割り
お湯の湯気とともに焼酎の風味がふわりと立ち上がります。存分に風味を楽しみたい方はお湯割りがおすすめです。

2.米焼酎の特徴と相性の良い料理

2-1.米焼酎の特徴

米焼酎は米と水のみで構成されるお酒のため、優しくシンプルな味わいが特徴です。お米の甘みが存分に生きています。また、フルーティーさを感じる部分もあり、日本酒に通ずるものがあります。日本酒よりもアルコール度数が高いので澄んだ氷や水で割ってお召し上がりいただくのがおすすめです。

2-2.米焼酎と相性の良い料理

澄んだ味わいは淡白な料理との相性がぴったりです。例えばお刺身が挙げられます。優しく上品な風味が特徴の米焼酎はほかのどの種類の焼酎と比べてもお刺身との相性がぴったりです

3.麦焼酎の特徴と相性の良い料理

3-1.麦焼酎の特徴

麦焼酎は文字通り麦を原料としてつくられた焼酎です。ウイスキーやジン、ウォッカなどにも麦が使用されており、麦はお酒造りに広く使用されているため万人受けしやすい味わいをしています。麦を使用しているため、香ばしくふくよかな香りが特徴です。また、麦は焼酎に用いてもくせがないため、焼酎初心者の方でも気軽に飲んでいただけます。

3-2.麦焼酎と相性の良い料理

麦焼酎は香ばしい味わいが特徴のお酒なので、同じように香ばしい料理の味わいを引き立てます。例えば焼き魚、またはお味噌との相性も抜群です。中でも香ばしさと味噌の風味を併せ持つ味噌田楽と麦焼酎の組み合わせは芸術的なおいしさになります。

4.芋焼酎の特徴と相性の良い料理

4-1.芋焼酎の特徴

芋焼酎はくせがありとっつきにくい……というイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、最近では芋焼酎初心者の方や女性にも飲みやすい芋焼酎も多くつくられています。糖度の高いサツマイモを原料としているのでフルーティーな味わいが特徴といえます。サツマイモにもたくさんの品種があり、用いる品種によって大きく味が変化するのも芋焼酎の楽しさの一つです。お湯や水と割っても風味が落ちないので、お好みの濃度に合わせて楽しむのがおすすめです。

4-2.芋焼酎と相性の良い料理

芋焼酎はフルーティーな風味が強く、他の焼酎に比べて主張が強いため、どちらかというと濃い味のお料理との相性が良いです。お刺身やお漬物よりも、濃い味の煮物などのはっきりとした味わいのお料理との相性が良いでしょう。中でも芋焼酎の製造が盛んな鹿児島の郷土料理との相性が抜群です。

5.まとめ

割烹料理に合うお酒といえば日本酒というイメージが強いですが、実は焼酎との相性も良いことはあまり知られていません。また、焼酎の飲み方やつくる素材によって味わいは実にさまざまです。料理との組み合わせを考えるとその組み合わせは無限大となります。

銀座の割烹料理屋「佐々木」では割烹料理に合う焼酎も取り揃えております。それぞれ旬の料理に合った焼酎を厳選し、お客様にご提案させていただきます。割烹料理と焼酎を楽しみたい方はぜひ一度、当店へお越しください。