意外な組み合わせ? 新しい食事の楽しみ方? 割烹料理×ワインのお話し
本日は割烹料理とワインについてのお話です。割烹料理(和食)とワインと聞くと驚かれる方も多いのではないでしょうか。割烹料理と日本酒の組み合わせは一般的ですが、ワインとの組み合わせに慣れているという方は、まだあまりいらっしゃらないかと思います。しかし、近年和食とワインの合わせがさかんに取り入れられているのをご存じでしょうか。しかも、意外なことにこの両者はとても相性がいいのです。今回は割烹料理とワインについてのお話をいたします。
1.「割烹料理×ワイン」の組み合わせ
「割烹料理×和食」の組み合わせは意外に思われる方も多いかもしれませんが、2013年には『和食』がユネスコ無形文化財に登録されたこともあり、世界的に和食がメジャーな料理になりつつあります。もちろんワインと和食との組み合わせも珍しいことではなくなりました。最近では、日本の割烹料理店でも積極的にワインを取り入れているところが増えてきています。
2.ワインと料理の組み合わせの基本?
赤ワインと料理の組み合わせといえば、魚介類には白ワイン、肉には赤ワインが定番となっていますが、また違った組み合わせ方をしてみるのも新しいおいしさの発見がありおすすめです。例えば、料理の色合いや味付けでワインを決める方法です。甘辛い色付けが濃い煮物には、あっさりとした味の赤ワイン、豚の冷しゃぶといったお肉は使ってはいても白い見た目であっさりとした味わい、なおかつしょうがやネギの薬味が生きているような料理には濃い口の白ワインが合ったりします。料理の見た目の色とワインの色味を合わせる方法というのは直感的に選択できる手軽さがある上に、実際に合わせてみると、うまい具合にぴったりと相性が合うところが面白いものです。
3.割烹料理とワインの楽しみ方
料理とワインの組み合わせ方法により、「料理とワインの個性を中和させる」「料理とワインの個性を引き立て合わせる」「料理とワインの食感を合わせる」「料理にワインを合わせることで一つの味を完成させる」といった楽しみ方ができます。個性の中和と個性を引き立て合わせるということは何となくご想像できるかと思いますが、食感と味の完成とは具体的にどのようなことを指すのでしょうか。
・料理とワインの食感を合わせる
揚げ物料理などの場合、サクサクとした食感を楽しめますが、その食感に合わせてワインにも少しパンチの効いたアクセントを入れ込みます。例えばシャンパーニュやスパークリングを組み合わせると、味わいと食感のアクセントを両方楽しむことができます。
・料理にワインを合わせることで一つの味を完成させる
料理にネギ・しょうが・レモン・山椒などを加えて完成させるように、料理とワインの風味や味わいを合わせることによって一つの料理を完成させるイメージです。例えば焼き物に柑橘風味のワインを合わせることで、よりさっぱりといただけるといった組み合わせです。
4.おすすめの組み合わせはスタッフにお任せください
とはいっても、先ほどご紹介させていただいたような楽しみ方をしようと思いましても、お客様ご自身で銘柄を一から選んでいただくのはとても難しいかと思います。そんなときはスタッフにお任せください。旬の料理に最も合うワインを提案してくれるはずです。また、お客様のお好みに合わせて数ある銘柄からピックアップすることもできます。
また、初めて割烹料理とワインを召し上がるという方へのおすすめは飲み口がさっぱりとしていて、どのような和食とも相性が良いとされているシャンパーニュやスパークリングワインです。心地良い酸味と泡は繊細な和食とぴったりな相性です。
5.まとめ
近年、和食の世界進出には目まぐるしいものがありますので、これから先どんどんワインをはじめとする洋酒との組み合わせが一般的になってくることでしょう。ワインと和食の組み合わせによって新たなお食事の楽しみ方が増えるかと思います。銀座の割烹料理屋「佐々木」では割烹料理に合う厳選されたワインの銘柄を取り揃えております。ワインと割烹料理を楽しみたい方はぜひ一度当店へお越しください。